4世代が賑やかに暮らす庫裏のリノベーション
長浜市野瀬町 N様【暮らしのインタビュー】
お客様の声|暮らしのインタビュー
◇長浜市野瀬町 N様邸 2020年8月竣工
◇家族構成/ご夫婦・お子様2人・お母様・お祖母様
由緒あるお寺の庫裏を約3年前にリノベーションし、4世代で賑やかにお住まいのN様に現在の暮らしぶりをお聞きしました。
築160年の家、驚きの大改造
築160年の建物は、暗い、寒い、使わない部屋が多いなど不便を感じる暮らしでした。
祖母が嫁いだ70年前と、母が嫁いだ38年前に水廻りを部分的にリフォームしましたが、古いところは床もぶかぶかになり、外からの風が吹き込んでくるほどでした。
▲リノベーション前の外観
▲リノベーション前の内観
生まれ変わった我が家を見てとても驚きました。明るく暖かく木のぬくもりを感じられて最高です!
動線もよく考えていただき、生活スペースから本堂への出入り口が2カ所できてとても便利になりました。
ワークスペースは玄関から直接出入りが可能で、門徒さんが来られた際もわかりやすく、気軽に会話ができる場所になり重宝しています。
生活スペースと離れているので静かで事務作業がはかどります。
野瀬の木を残したい
160年前にこの辺りの火災で村が燃えてしまい、本堂の再建に時間がかかる為、まずここに庫裏を建てることになりました。
その際、近くの山(野瀬)の木材を切り出して柱や梁に使ったそうです。
その木を残しつつ時代に合った家づくりができる「リノベーション」というものがあることを内保さんから聞きました。
建て替えかリノベーションか迷っていた私たちは「これや!」とリノベーションを決めました。
梁を残すことで「当時はここにふすまがあったんやと感じて暮らせるのもいいですね」そんな本庄さん(内保製材アドバイザー)の言葉にとても共感したのを覚えています。
縁側デッキで開放的な暮らし
以前は妻の実家やアパートに住んでいたのですが、今は6人で賑やかにのびのびと暮らしています。
子ども達はお庭で走り回ったり、自転車を走らせたり、元気に過ごしています。
縁側デッキで風景を眺めながらゆっくりお茶を飲んだり、内保さんの木工体験で作ったテーブルをデッキに出してそこで子ども達と一緒に朝食を食べるのも楽しいです。
時々、ご近所のお子さんが「〇〇くん、何してるん?」と縁側から声をかけてくれて。
いつの間にか一緒に遊んでいます。
思い描いていた理想の家になり、とても幸せです。
元気な足音に幸せを感じる日々
家族の時間と個々の時間どちらも大切にしたいという思いから、4世代がそれぞれに寛げる個室を設けました。
セカンドリビング、共有のパントリー、3カ所に洗面台を設けていただき、暮らしにゆとりが生まれました。
(お母様)
とても明るく暖かく快適になり、漆喰と天然木で空気がさわやかに感じられます。
自分の部屋からお庭の紅葉が見えて癒されたり、リノベーションしてから鶯の声が良く聞こえるようになって、朝は鶯の声が目覚ましで心地いいです。
お嫁さんに新しいレシピを教えてもらって家族皆で一緒に食事をしたり、賑やかですよ。
縁側デッキで孫たちとメダカの餌をあげるのが楽しくて。
孫の元気な足音が聞こえてとても幸せな毎日です。
(お祖母様)
私の要望で家庭菜園を作ってもらい、お花や野菜を育てています。
菜園は寝室から出入りできるようになっていてとても便利。
野菜は収穫して美味しくいただいています。
朝寝坊していると「朝ですよ~」って曾孫が起こしにきてくれてとても賑やかで嬉しいですね。
我が家の季節の愉しみ
(奥様)
のどかな風景を眺めていると四季の移り変わりを感じられ、夏は梅干しや梅酒づくり、冬は味噌づくりなど、その季節らしい暮らしを愉しんでいます。
(ご主人)
この自然豊かな場所で採れたものを活用し、おうちで作れるものをもっと増やしたい。
季節のものを家族でいただく、地産地消の暮らしをしていきたいと思います。
取材後記
160年の歴史あるお住まいでこれからもご家族の素敵な思い出を積み重ねながら大切に次代に住み継がれることはとても素敵だなと思いました。(広報企画 川瀬)
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