嬉しいコトがありました(^_^)
先日、当社が三十数年前に建てさせていただいたというお客さまから電話をいただきました。
内容は、屋根の具合を見てほしいというのもで、瓦屋さんと訪問することに。
先代のお客さまで、当時現在のような点検制度や顧客管理もなく、お互いの信瀬関係のみで成り立っていた時代であり、7年前に先代である父親が他界してしまった時までに過去のお客さま情報を引き継げないまま現在に至ってしまい、非常に心苦しく思ってました。
親父の建てた家の屋根が漏れたのか???と心配しながらお伺いさせてもらうと、
三十数年前に建てて、同じ年代の屋根はいろいろ直したりされているので、うちもそのままなので、ひと通り見てほしい、とのことでした。
実際大屋根、庇すべてを点検させていただきましたが、いつ葺いたの?
これまで手を入れたことないの??というくらい屋根も漆喰もしっかりとしていてホッとし、親父は私たち息子に誠実に実直にと言ってきたことに偽りはなかったんだと
ちょっと ジーン・・・ としてしまいました。
また、点検をしているといろんなことを発見。
瓦ってやっぱすごいんだ・・・
三十数年前の新築当時、さらにその前何十年も使用してきた瓦を一部再利用してありました。
なんて高耐久な。。。
もったいないの精神が息づいています。
ほとんどのものが使い捨ての現在、正直恥ずかしくもありますね。
もうすこし意識しようと思います。
そして、オモシロいものを発見しました!
大屋根の入母屋の妻壁(三角の漆喰塗り壁のところ)になんと神様が!!!!
しかも手づくり!
漆喰を粘土かわりに作ったようで、壁の漆喰と一体で付いています。
当時の左官職人の心意気というか、この家の施主さまに対する思いというか・・・
当時のいきさつは分かりませんが、真心込めてシゴトされていたのは間違いないし、つくり手仲間や施主さまとの関係性の豊かさなんかが少し見えるようです。
素敵すぎです!(デザイン的にカッコ悪いかどうかは微妙ですが・・・)
当時の先代(父親)の年齢は40歳ほど。
今現在のワタシ、40歳。
負けてるぞ・・・・オレ。
現在は過去の結果
未来は現在の結果
次代に繋げる仕事ぶり、今を頑張ります。
PS、大黒さんの顔が内保製材の創業者であるわたしの祖父にそっくりでちょっとビビりました。