こんにちは。アドバイザーの斎藤です。
まだまだ残暑が続いておりますが、田んぼでは稲刈りが始まり、朝夕も涼くなってきました。
少しずつ、でも確実に季節が移ろっているのを感じられます。
今回は、今のように太陽さんさんの時期に活躍する設備「太陽熱温水器」についてご紹介します。
「太陽熱温水器」とは、太陽の熱で温水をつくり、貯めて、お風呂のお湯などに利用する設備です。
屋根の上に、太陽光パネルよりも小さい、パネル状のものが載っているのを見られたことはありませんか?あれが太陽熱温水器です。
太陽熱温水器
内保製材のモデルハウス「響の杜」は、サブネームを「Sustainable Labo」としているとおり、住宅で使うエネルギーを化石燃料に代わって自然エネルギーを充てる実験を行っています。そのしくみの一つとして太陽熱温水器を設置しています。省エネやエネルギーの自給といったテーマは、これからの時代の暮らしを考える上で重要なテーマだと思いますので、個人的にとても関心があります。
集熱パネル 「響の杜」の南東に設置しています。
「響の杜」では、太陽熱温水器のほかの給湯設備として木質ペレットボイラーを設置しています。木質ペレットボイラーは冬や雨天時などで十分な熱を得られなかったときの補助熱源という位置づけですが、今の時期は太陽熱温水器だけでほぼ十分なお湯を得られます。
ガスや電気を消費せずに、自然にふりそそぐ太陽の熱だけでお湯が得られるので、なんてエコなんだ…!と思わされます。
そんな太陽熱温水器の難点としては、年間で1番給湯量が高くなる冬には得られる熱量が少なくなり、あまり活躍できなくなることなのですが・・・
それでも、太陽の熱という自然の恵みを使える形に変換してくれる設備なのだと考えれば、悪くないように思います。私は、自分の家を建てるなどの機会があったら、設置してみたいと考えています。
モデルハウス「響の杜」では、見学だけでなく「試住=試しに住む」を行っています。是非宿泊されて、自然の恵み100%で沸かしたお湯も体感されてみてください。
響の杜のお風呂 桧の壁がすてきです
太陽熱温水器には「直圧式」、「強制循環式」など、色々な種類があります。それぞれの特徴やメリット・デメリットは、また別の記事でご紹介させていただきます。今回はこのあたりで・・・!