皆さんこんにちは。
昨日は鳥取県で大きな地震が発生しましたね。
広範囲で揺れを観測したみたいで、ここふくらの杜でも結構な揺れを感じました。
早く余震がおさまって、平穏が訪れることを願います。
今回は地震に絡む改修工事をご紹介させて頂きます。
長浜市内にて、現在工事中のK様邸
現在、大規模なリノベーション工事の施工をさせて頂いてます。
築40数年の建物に数回増築を重ねたK様邸ですが、地盤の状況が悪く
増築された部分が少し傾いた状況でした。
今回の工事は傾いた部分を取り除き、既存部分の主要な骨組みを残し、
全面的に改修を行います。
基礎補強工事の状況です。
解体後の現場確認を行った所、既設の基礎が無筋で、所々クラックが発生していました。
(傾いた増築部分との取り合い箇所にクラックが多かったです)
既設の基礎に新たな基礎を抱かす形で基礎補強を行いました。
基礎補強の他、骨組みも補強を行っています。
新たに耐力壁を設置した状況です。闇雲に補強壁を入れれば良いわけではなく、
主要な構造ライン、上下階の関係やバランスを考えて適切に補強を行います。
既存の筋交にも金物にて補強を行いました。
木耐協のデータでは、耐震補強工事に係る平均工事金額は約150万円といった
金額が出ています。(結構な金額ですね。)
すべてを補強しようとすると費用がかかってしまうため、費用対効果の高い補強工事から
進めていくことが重要だと思います。
「うちの家は大丈夫かな?」 「リフォームのついでに耐震補強も考えたい」など
大小工事関わらずお気軽にご相談下さい。
設計部 イイオ