川瀬文明 自己紹介へ

住まいの定期点検

公開日:2016/09/18(日) 更新日:2022/09/08(木) 専務ブログ「5尺3寸5分法師」すべて

世の中3連休。

雨が残念ですね。

初日の昨日は、長浜市内では小学校の運動会・・・ということで、ギリギリ雨に降られず、ほんとによかったです。

うちには6年生はいませんが、何度見ても最終種目の6年生の組体操+αは感動します(*^^*)

さてさて、今日は朝から、来週解体工事に入らせていただく山東町市場の現場確認と、犬上郡豊郷町へ、新築の暮らし1年点検に伺いました!

 

山東の現場は、私の母校 「伊吹高校」のあるところ。

なんといっても懐かしい・・・とにかく厳しい学校でした・・・・((+_+))いい思い出です。

新築の計画のため、今ある建物を解体させていただいての建て替えとなります。

解体させていただく建物は、「地棟」(じむね)と読みます に書かれた筆文字をみると昭和4年と書いてあり、築87年です!

特に、壊れているとかいうわけではなく、日本建築の長寿命的良さというか、木の家の強さ、良さを感じます。

地棟にかかる丸太梁は、なんと丸太の半割り!

雪深いこの地域ですが、なんともなく耐えるんですね。

ほんとに細いものですが、当時、戦争前だとは思いますが木も貴重なものとして大切に扱われたんでしょうね。

昭和4年、、、ちょっと調べたら、

グリコキャラメル新発売でヒット ・国産初サントリーウイスキー発売

だそうです(^^

感謝を込めて解体させていただきたいと思います。

 

午後から、豊郷町にて1年点検。

自然の素材でつくられた木の家は生き物?!そこに暮らす人と同じように年を重ね深くなっていくものと感じます。

お引き渡しの時より、少し白木が落ち着いた色に経年変化しています。

風雨にさらされる屋根や外部、水道など配管廻りなどは特にしっかりと、プロの目で点検・確認させていただいて、都度対処していくことが重要です。

先進諸外国の住まいの寿命が60~100年と、日本の住まいの寿命が30年と大きくズレているのは、使い捨てに慣れてしまった日本の悪い部分ではないでしょうか、

しっかりとメンテナンスして住み継げるように、「愛情・愛着を持てる家」 をしっかりとつくる・・・というのも大きな条件ですね(^^)

私たち建築屋は、やっぱり良い物つくらんとあきません!

 

ちょっと雨が降っていましたが、少し勾配の緩やかなK様邸は、平屋+αの高さと伸びやかさで、安心して屋根の点検もさせていただくことができました。

雨で、庭の緑もよりいい色に見えて素敵です。

住まいの点検はもちろんですが、こうして住まい手の施主さまとお会いできるのが実は、何より嬉しいもので、ホッとするのです(*^^*)

 

 

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