皆さんこんにちは、三連休は如何お過ごしでしたでしょうか?
花粉シーズンもピークですね、事務所の中でもマスク姿が目立ちます。
前回からの続きで...
今庄といいますとお蕎麦が有名で、昼食は今庄そばを頂きました。
御馳走さまでした...(食べるのに夢中で、写真を撮るのを忘ねました)
地元の元気なおばちゃん達が作っているそうで、お店の名前も「おばちゃんの店」。
素朴な田舎そばで美味しく頂きました。
峠を登って行くと、山腹にひっそりと佇む小さな茅葺集落があります。
かつての北国街道板取宿で、現在は「宿場の里」として整備保存されています。
古くから急峻な山で隔てられた若狭・琵琶湖地域と福井地域を結ぶ街道は、
木ノ芽峠を越え北陸・福井に入る近江西路と栃ノ木峠を越える北国街道の2ルートで、
この2つのルートは板取の手前で合流し、今庄宿へ入ります。
江戸時代、国境の地である栃の木峠下の板取を重要視し、関所としての口留番所を置き往来を厳しく取り締まりました。
幕末の頃の板取宿は上板取・下板取あわせて戸数53戸で300人が暮らし問屋3軒・旅籠7軒・茶屋3軒と賑わっていました。
明治11年も56戸で262人とあまり変わっていません。
しかし、明治19年には現在の国道8号の海岸線道路の開通など北陸の主となる幹線の変更で
往年の繁栄から遠ざかっていき、昭和50年代には全戸県内に移住して無住の集落になってしまうのです・・・
「妻入甲造り」
その後、茅葺民家の保存に努めることを条件に家賃無料で民家を貸し出して
住民を募集し、現在では住んでいる方がいます。
「妻入入り母屋造り」
現在の板取宿は、「妻入甲造り」と「妻入入り母屋造り」の民家が4軒のみ残る小さな街並みとなっていますが
雰囲気が凄く良くて心が落ち着くような素敵な場所でした。
今年は雪が少なかったですが例年ですと積雪も凄いでしょうし、近くにはもちろんコンビニや病院などもありません。
実際に住むとなるとかなり大変なことが多いでしょうが、いつまでも保存されることを願います。
イイオ