皆さん、こんにちは。
いよいよ雪も舞い始め、一段と寒さも厳しくなってきました。
内保製材では師走に入り、二棟の棟上げと二つのリノベーション案件の
お引渡しをさせて頂いてます。
以前にご紹介した「耐震リノベーション」のK様邸もそのうちの一つなのですが、
先日あつらえ物の襖が仕上がりましたので、ご紹介させて頂きます。 前回の記事はこちら
今回は大切なお客様をお通しする、客間の入り口と地袋の襖紙を
「野田版画工房」さんに依頼、待ちに待った納入でした。
野田さんは永源寺に工房を持たれ、ご夫婦で日々色々な作品に取り組まれています。
木版を使いその場の空気感に合わせた襖に仕立てられ、現代的な空間はもちろん
古き物にも調和した作品に魅了されます。
「玄関正面の客間入口」
襖をより美しく見せる為に、今回は入口上部をアールにして、
木枠を設けず左官で仕上げています。
「漆喰の白」と「襖の深い赤」のコントラストがとても美しいです。
光の具合で、襖紙の表情が変わりなんとも言えません。
この襖を開けると…
鮮やかなペルシャブルーの色をした、シーサーが鎮座する地袋が伺えます。
ギザギザの襖柄は障子の組子とリンクさせた様になっています。
このシーサーは沖縄にある「大嶺工房」さんで作られたもので、施主様がかねてより
飾るスペースを設置したいとのご要望にお答えしてのご提案です。
「毎度おなじみ草野建具さん」
「仕上がりを撮影する野田さん」
野田さんをはじめ、地域で活躍されている方との繋がりを大切にし
今後もより良いご提案が出来る様にしたいと思います。