センムの川瀬です。
なんと先月のブログアップ0回!!!
28年の年初に掲げた個人的指針は『発信力』。
お役立ちの情報や、内保製材ならではのこと、働く仲間のことなど
発信しまくるはずだった!
事務所の天井に志高く飾ってあります。。。気を取り直して頑張る。
今日は、とうとう伊吹山が白くなりましたね・・・初雪。
伊吹山が三回白くなると、下に降りてくると言われていますが、今年は少し遅いようで
ちょっと助かります。
本日上棟ということで、伊吹山の裾?で、わが母校伊吹高校のすぐ近くで建てさせていただきました。
朝方に降った雨も上がり、温かい陽気でホント良かったです(^^)
ワタシ以外の方々の日頃の行いが良いお陰かな?!
Hさま、おめでとうございます!
施主さまには、棟札を書いていただきました。
すらすらと書かれて、関心。書道の苦手なワタシには憧れます。
内保製材、感響の家では、100%国産材で作らせていただいており、上棟中も、桧や杉のいい香りに
周囲が包まれ気持ちイイ。
国産材100%でつくる、ということを達成するための努力もやはり必要で、完成後木組みが見える部分もあり、
木の目利きというか、どこにどう使うか、見せるかなど気を遣うところです。
こんな感じで、乾燥させた木材を製材機で狂いを修正しなおしたところで、
設計図を見ながらこの材料で行こう!という具合で材料確認です。
現場上棟時に組みあがっていくのも、製材部スタッフや設計スタッフはドキドキしながら、
よし良い感じ! とホッとするものです。
天然乾燥ならではの美しい色とツヤの梁が表しで見えるのは、材木屋が運営する
工務店としてこの上ない喜びです。
製材や設計のスタッフが家を想う、お客さんを想う仕事の賜物です。
木の家って作る方も面白いんですよ!
今日は、もう一つ。
朝礼時に、棟梁の作業確認あいさつで、「北西の角から、いの一番で・・・」とのことば。
ふと、建築用語におもしろいなぁ・・・と思ってしまいました。
建築と言葉については、結構関係性のあることが多くあるんですが、ちょっと紹介です。
『いの一番』・・・真っ先にとか一番最初に、という感じで使いますよね。
木造建築の世界では、設計図面(構造図)の決まり事として、「番付け」というものがあります。
横方向が一番から、二、三、四・・・・・
縦方向が、い、ろ、は、に、ほ、へ、と・・・
逆の場合もあります。
どの柱をどこへ持っていくか、どの向きに納めるかこれだけでわかるんですね(^^♪
一番角の番付けが、「いの一番」
こんな風に書きます。
南から北を向いて読むことで、方向がわかります。
Hさまの設計では、勝手口の外の庇の軒下があり、そこの柱。
外部柱なので、塗装をしています。
ちなみに内保製材が使う塗料は、内装だけでなく外部も100%自然塗料!(ドイツ製で国産ではありませんが・・・)
(あ、余談ですが、自慢です。)
ここから組み始めていくので、真っ先にとか、一番に・・・という語源に。
おもしろいですね。
「子はかすがい」という言葉もありますが、これも材料をつなぎとめる建築金物の
「カスガイ」から来ていますよね。
他にもいっぱい。
「たちが悪い」
「相槌を打つ」
「釘をさす」
「うだつが上がらない」
など、建築から来る言葉はホントにたくさんありますね。
昔の職人さんたち、おしゃべりだったんですかねぇ(*^^*)
たわいもない話ですが、ワタシの居場所である木や建築の業界・・・
奥が深い!
他の業種のかたの、「あるある」?も聞いてみたいものです。
なにはともあれ、本日、上棟!
無事に棟が上がり幸せであります!
今月あと2棟の上棟を控えており、天候に恵まれることを願うばかりです。