こんにちは、工事部から製材部へ異動になりました栁田航冴です。
約10か月間所属した工事部とは別の視点から家づくりに携わることにわくわくもあります。
さて、製材部としての1日目。大津市S様邸の上棟に参加しました!
上棟では、工事部と製材部は常に同じ現場内で作業をしますので、工事部に所属していた頃は陰ながら製材部の動きを見ていましたが、いざ製材部の立場で参加すると、上棟現場の見え方がとても変わりました。
レッカー車で部材を荷上げする工程では、これまでは何気なく見ていた光景も、その裏では大工さんが作業しやすい順に部材を上げたりと、作業者がどのようにすれば作業しやすいだろうかという考えを製材部の視点から気づかされたことがたくさんあり、勉強になりました。
また、工事部の時よりも力仕事も増えました。
木材を運ぶのはもちろん、現場内で石膏ボードを1階から2階に運ぶ作業もかなり体力を要します。
中でも丸太の樹皮を剥がす作業が一番大変でした。
樹皮をしっかり剥がさないと、木材に害虫の卵が残り、害虫が孵化して木材を食べて傷付けてしまいます。
この樹皮を剥いた木材は「太鼓梁」として化粧材に使用します。
機械ではなく手作業で樹皮を剥くのは、木そのものの形を化粧材として見せるためです。
太鼓梁があると木の家の力強さが一層出てかっこいいです!
手作業で樹皮を剥くので、次の日は全身筋肉痛でした……。
このように大変な作業もありますが、一番身近に木に触れる仕事でもありますので、木のことをもっと知り、内保製材の木材士と胸を張れるような存在になりたいです。