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家守り日記 その13 外部木部のお手入れ 無垢だからこその魅力

公開日:2023/09/28(木) 更新日:2023/09/28(木) アフターメンテナンスブログ「家守り日記」すべて

こんにちは、カスタマーサポートの藤です。

 

メンテナンス教室の後、何回かに分けて「無垢の木のお手入れ」についてお伝えしてきました。

>家守り日記 その10 無垢の木のお手入れ方法は?

>家守り日記 その11 こんな時はどうする?無垢の木の変色

今回は「無垢の木のお手入れ」の最後として「外部木部のお手入れ」についてお伝えします!

 

今までのブログでも何度か取り上げてきましたが、

>ウッドデッキのお手入れ

>家守り日記 その5 玄関建具のお掃除はどうするの?

外部木部のお手入れ、基本は水拭きです。

ウッドフェンスのお手入れについては先日のブログでアドバイザーの本庄さんがお伝えしています。

>ウッドフェンスのお手入れ

 

外部の木が傷んでしまう原因として大きいのは腐朽菌です。

腐朽菌は主に土の中にいるのですが、胞子になって空気中にも飛んでいます。

木部に胞子がついたからと言ってすぐに木を傷ませるわけではなく、養分と水分が必要。乾いている状態では菌は繁殖しません。

塵や汚れが溜まったままで、さらにその部分が湿りがちだったりすると菌が繫殖する条件が整ってしまうんです。

水拭きを定期的にして腐朽菌が繫殖しにくい環境を整えてもらうといいですね。

 

外部の木は雨風や太陽の光を受けてシルバーグレーに変色していきます。

木の中の黄色の色素を紫外線が分解して、雨が流すことによって起きる変化。

雨の当たり具合によって変化が異なるので、徐々にシルバーグレーになっていくのを楽しめるのは無垢の木ならではの魅力です。

 

 

 

普段からお手入れしていても、カビが発生してしまうことがあります。

玄関建具の手掛けの外部側は塵や汚れがつくのと同時に、人の手が触れるため手脂も付着するのでカビが発生しやすい部分です。

先日点検でお伺いしたお客様からも手掛けのカビについてご相談いただきました。


よく指がかかる部分にカビができてしまっています。

できてしまったカビは削るしかありません。

玄関建具にキズなどつけないようしっかり養生してから作業を行います。


サンドペーパーで削っていきますが、カビの根はそれほど深くなかったようで数分削るとカビが生えた部分は除去できました。

粗目のサンドペーパー(今回は120番)で削った後、目の細かいサンドペーパー(今回は180番)で仕上げています。


削った後は自然塗料を塗装し、防水処理を施します。


先ほどまでとは見違えるよう。

お客様からも「めちゃくちゃ綺麗です」と喜んでいただけました!


無垢の木ですと使うごとに風合いが増していろいろな魅力が感じられます。

また、お手入れ次第で新品同様によみがえるのもいいところだと思います。

サッシだとリペア専門の業者さんに来てもらわないといけないですが、無垢だと自分でお手入れできる。

自分でお手入れしたと思うとさらに愛着がわきますよね。

 

カビの生え方にもよりますが、数十分で行える簡単な作業です。

試してみたい方やご相談などありましたら、どうぞお気軽にご連絡くださいね!

 

 

 

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