広報企画のたかやまです。
先日、滋賀県立大学の学生さんが「環境フィールドワーク」の学習のため、内保製材に来てくださいました。
県立大学の環境科学部の2年生の学生さんたち。(写真掲載の許可をいただいたのでご紹介させていただきます!)
『環境科学部体験学習型授業プログラム』グループI【木と生活】
“木の特性を肌で感じ、木の一生と人間生活との関わり合いを学びます。 その上で森林資源の持続的活用を考えます”(※滋賀県立大学のホームページより抜粋)
中には将来建築に関わる勉強をされている学生さんもいて、このようなフィールドワークで「木」のこと「森」のことを知ってもらえたらうれしいなと思います。
まず、伊香森林組合さんで伐採現場などを見学され、内保製材の製材所へ。
日本の木、さらには地域の木を使うことの理由や、木の持つ特長を最大限に活かす乾燥方法など、内保製材がこだわっている木の家づくりについて、専務が話しました。
「住んでいるところや実家の近くなどで製材所ってありますか?」
どの学生さんも「見たことない…」
近年、製材所はどんどん減っているのであまり馴染みのないものなのかもしれませんね。
丸太の製材実演では、動画を撮ったりしながらじっくり見学していただきました。
私も何度見ても「おもしろいな~」と見とれてしまいます。
またショート動画にしてSNSに投稿したいと思います!(毎回そう思って動画を撮るのですが…なかなか実行できず…)
製材直後の角材(左)と、自然乾燥させた角材(右)。
持ち比べてみます!
乾燥させた角材は…「せーのっ!」
製材直後も持ち上げてみると…
「重っっ!!」
同じくらいの長さ太さですが、全然重さが違います。
まだ乾燥していない木は、水分をたっぷり含んでいてズッシリ!
触れてみると全く違います。
製材所を持つ工務店の強みとして「木を余すことなく使える」というメリットがあります。
一本の丸太から、板や柱などになる材料を製材するときに、無駄を出さないよう考えて製材することが大切になります。
また、「木は捨てるところがない!究極なエコ材なのです!」とお伝えしています。
「プレーナー屑」は地域の競走馬の寝床、「おが屑」は近江牛の寝床に。
「コア材」は紙の原料に、樹皮はバーク堆肥に。
また、「建築端材」は薪ストーブの焚き付け材になります。
木ってほんとに素晴らしいです。
木や製材のことを知っていただいたあとは、実際に木の家にどのように使われているのかをモデルハウスで見ていただきました。
学生さんたち、響の杜に入るなり「うわぁ~!!素敵~!!」
「薪ストーブや~!」
「ここに住みた~い!!」
建築を学ぶ学生さんは、スケールでいろんな箇所の長さを測る人も。
これから設計の課題もあるそうで、学びの参考になればうれしいです。
県立大の学生さんとは、フィールドワークだけでなく、インターンシップなどでも交流させていただいています。
建築に興味のある学生さんが、内保製材のような地域工務店のことを少しでも身近に感じてくれたらうれしいなと思います。
また、いつでもお待ちしています!