藤幸子 自己紹介へ

家守り日記 その5 玄関建具のお掃除はどうするの?

公開日:2022/09/30(金) 更新日:2022/10/03(月) すべてアフターメンテナンスブログ「家守り日記」

みなさんこんにちは!総務部の藤です。

 

今年は急に台風が発生することが多いですが、それでも本州に上陸する台風は少ないように思います。

毎年であれば「台風シーズンまでに床下換気口を閉めてくださいねー」とお話しするのですが、秋雨らしい長雨もなく、「昼間は夏・朝夕は秋」のような日々。

でも来週以降天気が崩れる日が続きそうな天気予報です…。エアパスのお家にお住まいの方々、「床下換気口開いている場所はないかな?」とぜひチェックしてくださいね!

1ヶ所でも開けっ放しだと冬が寒いので…忘れがちなウッドデッキの下もぜひチェックしてみてください。

 

 

さて、先日あるお客様から「玄関建具の掃除はどうすればいいんですか?」とお問い合わせをいただきました。

そう言えば、お客様にお話はするものの自分では掃除したことがなかったな、とふと気付き、「まずはやってみよう!」と実践しました。

お掃除したのはこちら、ふくらの杜にお越しになった方にはお馴染み、ふくらの杜の玄関建具です。

玄関建具のお手入れの基本は水拭きです。

バケツと雑巾を用意し、

水に濡らした雑巾をよーく絞り、水拭きをしていきます。

水拭きしただけでこんなに汚れました!軒が深いので泥汚れがつくことはないですが、風に乗ってどれだけの土埃がついているかがよくわかります。

水拭きでとれない汚れがある場合は、ぬるま湯で雑巾を濡らして拭いてみてくださいね。

水拭きではとれなかった汚れも簡単にとれます。

ただし、強くこすらないようにしましょう。玄関建具は塗膜を薄くして木目を浮かせる仕上げで塗装をしているので、強くこすると塗膜がはがれてしまう時があります。

 

強くこすっていないのに塗料の色の汚れがつく、という場合。これは自然劣化した塗膜の一部です。

白亜化(はくあか)やチョーキングと呼ばれる塗膜の劣化を示す現象ですが、これは自然な現象。

塗料は樹脂(油脂)・顔料・添加剤・溶剤を合わせて作られています。

太陽の紫外線や雨風・熱の影響を塗膜の表面が受け続けると、樹脂や添加剤が劣化して分解され、顔料がむき出しになってしまいます。

このむき出しになった顔料が汚れの原因。経年劣化なので問題はありません、ご心配なさらないでくださいね。

 

 

さて、ふくらの杜の玄関建具を水拭きして、ぬるま湯で濡らした雑巾でも拭いてみました。

拭き終わったものがこちら!

…………うーん。

 

↓↓Before

↓↓After

 

ふくらの杜の玄関の顔となって10年目の玄関建具、ふくらの杜の玄関を守ってくれた年月だけ味わいが出るので、ちょっとお掃除したくらいでは変わらないですね。

足元になるほど塗膜がはがれていて木の地が露わになっています。そろそろ再塗装のタイミングだな、と思いながらお掃除を終了しました。

 

 

感響の家では塗料も自然塗料を使っています。

環境にも人にも優しい自然塗料。耐候性は石油化学系塗料に劣りますが、木そのものが持つ風合いを存分に感じることができます。

塗膜のはがれを劣化と感じる方もいらっしゃれば、味わいと感じる方もいらっしゃいます。

お客様によって「この状態が落ち着くな」は様々なので、疑問に思うこと・不安に思うことがあればどうぞお気軽にお尋ねください!

 

 

 


   

1ページ (全2ページ中)