10月も半ばになり、少し秋の気配が近づいてきました。
そんな少し秋めいた爽やかな空の下、ふくらの杜では愉しいイベントが開催されています。
※イベントは終了しています。
長浜レコードクラブの北川さんが主催、今回で三回目のイベントに少し参加してみました。
アナログレコード。昭和世代以降の方には馴染みがないですよね。
私の若いころはレンタルレコードの時代で、レコードやウォークマンで音楽を聴く毎日でした。
そんな広く普及していたアナログレコードもCDの登場により、昭和と同じくして幕を閉じます。
最近ではCDから、デジタル配信が主流の時代。
しかし、アナログレコードの人気も根強く、2020年アメリカにおけるアナログレコードの売り上げが
CDを上回ったとのことです。
CDは記録容量の限界から、人間が聞こえないとされる周波数は記録されていませんが、
アナログレコードにはその範囲の周波数が記録されているそうです。
アナログレコードに刻まれた音は、CDよりも表現力が豊かで実際の演奏に近いとか…
目を閉じると…目前で演奏を聴いているかのような臨場感が伝わってきました。
今回のイベントはジャズ音楽がテーマ。
ジャズ音楽の歴史、人数や楽器構成によっての違いや、
ベース音を耳で追って聴いてみると… 自分で楽器を演奏しているように入り込んで聴いてみるなど。
ジャズ音楽の愉しみ方を教えていただきました。
レコードの作品には「オリジナル盤」というものがあります。書籍でいう初版本。
最も古い、価値の高い貴重な作品で、値段が高いものだと数十万にもなるそう!
上の写真は、同じアーティストのアルバムジャケット。
どちらがオリジナル盤かわかります? ヒント:煙
音質の比較をしてもらいましたが、オリジナル盤の方がそれぞれの楽器の輪郭がくっきりした感じが…
ジャズ音楽だけではなく、オールジャンルの音楽が取り揃えられていて、
ジャケット写真を見るだけでも、懐かしくてノスタルジックな気分に浸れます。
音楽のトークだけではなく、人生観や物事の考え方。年老いてからの生活や気構えなどのお話。
とても愉しく有意義な時間を過ごせました。
自身をチャラい65歳と話す、北川さん。
レコードに囲まれ、趣味に生きられている愉しそうな姿をみて勇気をいただきました。