広報企画のたかやまです。
現在、ふくらの杜にて開催中の「肥田文子さん絵手紙展」。
前回の絵手紙展「コロナ禍の中で暮らす日々」から2年が経ち、今回は「老いの日々の中で」と肥田さん自らがテーマを掲げられました。
11/26の展示初日から、連日多くの方々にお越しいただき、一枚一枚に気持ちを寄せてご覧になられています。
2日目の11/27には、Tsunaguさんコラボイベントとして、ワンデーカフェが開催され、とても賑やかな一日となりました。
北村さんの無農薬おにぎり。絶品でした!
丸本さんのよもぎ餅。大豆あんが入ったふわっふわのお餅、本当に美味しかったです!
午後には、肥田さんによるたくあん漬けの実演。
皆さんメモを取りながら熱心に聞き入っておられました。
昔は、どこの家庭でもこのような光景が見られたのではないかと思います。
湖北の食文化の伝承をされている肥田さんや、大切に食べ継がれてきた湖北に伝わる「宝」をつなぐ活動をされているTsunaguさんによって、このような場を設けていただけました。
今回は、Tsunaguメンバーの方の娘さんも参加。
湖北の食がしっかりと次の世代へと受け継がれていくように感じ、とても素敵な光景でした。
肥田さん編集・発行の「忘れぬうちに伝えたい湖北の伝統食・地産食 決定版」を見ながら熱心にご質問される方も。
お越しいただいた皆さま、ありがとうございました。
今回の絵手紙展の準備のために、数か月前から肥田さんご夫婦を幾度か訪ねました。
(肥田さんご自宅にて・パネル仕上げを担当されているご主人の嘉昭さん)
その度に、いろんなお話をしてくださいました。
思うように筆を持てない時もあるそうで、いつも前向きな肥田さんの印象ですが、「苦しさが多い時もある」とのお話も。
今回の展示では、そのような肥田さんの心の揺れ動きを感じる絵手紙もあり、まさにそれがテーマに込められた想いなんだろうなと、心をギュッと掴まれます。
肥田さんの絵手紙は、日々心動かされた瞬間、その場でスケッチされ、言葉もすぐに書き入れられます。
一瞬の「今」、この巡りあわせを大切に、どこででも描かれます。
絵手紙展では、そんな肥田さんの「日々」に触れ、感じていただけることと思います。
肥田文子さん絵手紙展は、12/11(日)まで暮らしギャラリーふくらの杜にて開催中です。(入場無料・水曜休館)
ごゆっくりご覧ください。
(肥田さんご夫妻・暮らしギャラリーふくらの杜にて)