こんにちは、製材部の栁田航冴です。
内保製材に入社し、間もなく2年になります。
入社前、建築の専門学校に通っていたものの、建築業界に入ると知らなかったことがたくさんありました。
その中で、内保製材に入社してから知った木材を一つ紹介しようと思います。
今回紹介するのは「タモ材」と呼ばれる木材です。
タモ材は、モクセイ科の広葉樹で、トネリコ属に分類される木からとれる無垢材です。
別名、ヤチダモやオオバトネリコなどと呼ばれることもあります。
原産地は日本、特に北海道や本州北部に生息しています。
日本以外ではロシアや中国などの湿った寒い地域にも生息しています。
成長すると広葉樹の中でも大きい部類に入るタモは、その分胴回りも大きく育ち、幹の太さは1mを超えるものも存在し、古くから木造住宅の建材や大型の家具などに使用されてきた歴史があります。
上記の写真は製材所にて加工前のタモ材です。
主な特徴として、均一な木目、滑らかな触り心地、硬く頑丈といったものがあります。
木目が均一であることから、家具に加工した際に木目の美しさを堪能しやすくなっています。
比較的滑らかな肌触りのため、テーブルや椅子、フローリング材など日常的に触れる家具に最適です。家具は見た目だけではなく、使い心地も重視したい方におすすめです。
硬く頑丈であるため、家具に加工しても長持ちしやすいメリットもあります。
また、野球バット、スキー板などのスポーツ用品としても用いられます。
日常生活の中で実はタモ材だったというものは多くありますので、調べてみると面白いかもしれません。ぜひ探してみてください!
内保製材では、タモ材を使用した自社製の丸テーブルを製作しています。
淡く落ち着いた色合いに美しい木目は家族で囲む丸テーブルにピッタリです。
また、カウンターなどの天板にも使用しています。
このように、使用する木材の種類で、家の雰囲気が変わります。
人それぞれのこだわりを出すことや、お気に入りの空間に仕上げることもできます。
普段見かけることの少ない木材もあるかも!?
ご興味ある方は、ぜひ製材所へお越しください。
内保製材では、多くの木材の種類を取り扱っています。
お待ちしております!