こんにちは、カスタマーサポートの藤です。
先日、お引き渡しをして1年目・2年目のオーナー様を対象にした住まいのメンテナンス教室を開催しました。
午前の部・午後の部に分けて、たくさんのオーナー様に参加していただきました!
床補修の体験も実際の床で行っていただきました。
11年目の床でもへこみ補修はできるんです!「直った!」「きれいになった!」と盛り上がりました。
相談コーナーなどでオーナー様からのご質問をお聞きしていると、無垢の木のお手入れについて悩まれている方が多くいらっしゃいました。
無垢の木のお住まいを大切にしながらお暮らしいただいているからこそのお悩みですよね。
無垢の木のお手入れってどうするの?すでにお住まいの方も、これから家づくりをお考えの方も、気になられている方は多いんじゃないでしょうか。
今回のブログではみなさん気になる無垢の木のお手入れについて、お話します!
まず、無垢床の日頃のお手入れについて。
普段は掃除機やフローリングワイパーなどで埃を取り除く程度でOKです。
フローリングワイパーはドライタイプのものを使ってください。ウェットタイプのものは洗浄液を含んでいるため変色する恐れがあるので使えません。
「ダ〇キンなどのモップはどうなんですか?」とご質問がありましたが、化学モップは吸着剤を含んでいて変色する恐れがあるので、同じくNG。
汚れが気になる場合は固く絞った雑巾で水拭きをしましょう。水拭きをした後、乾拭きをするとベスト!水気を残さないように気をつけてくださいね。
でも、どれだけ気を付けていてもついてしまう汚れ。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭だったらご飯の油汚れが落ちてしまったり、クレヨンで落書きしてしまったり…。
そんな時は、ぬるま湯に中性洗剤(食器用洗剤)を薄く溶かしたものに雑巾をひたし、固絞りして拭いてみてください。
洗剤の成分が残るのもいけないので、その後の水拭きと乾拭きも忘れないように行ってくださいね。
それでも落ちない汚れは木の中に染み込んでしまっている可能性があります。
新建材の床なら泣く泣く諦めないといけないでしょうが、無垢床は削って汚れを消すことができるのがいいところ。
削るときはメラミンスポンジ→サンドペーパーの順番で試してくださいね。
サンドペーパーは数字が小さくなるほど目が粗くなります。お引き渡しの時にお渡ししているメンテナンスBOXをお持ちの方は、240番のサンドペーパーを使ってください。
無垢床はオイル塗装で仕上げているので、削った後はオイルを塗って仕上げます。まだらにならないようキレイに仕上げるポイントは、塗っていない部分となじませるようにしっかりとオイルを拭き取ること。
汚れはとれたけれど、オイルを塗りすぎてそこだけ色が変わってしまった…なんてならないように、しっかりとオイルを拭き取りましょう!
メンテナンス教室ではオイルについて「塗り直しはどれくらいのタイミングで必要なんですか?」とご質問がありました。
特に塗り直していただく必要はないのですが、人の通りが多いところや日差しがよく当たるところは塗装がはがれたり劣化しやすいので、気になったタイミングで塗っていただくとキレイな状態を長持ちさせることができます。
完成して11年目のふくらの杜も、日差しがよく当たる掃き出し窓の敷居は塗装の劣化が目立ってきたので、先日塗り直しを行いました。
他のところにオイルがつかないように、マスキングテープで養生をしてから作業します。
オイル、スポンジとウエス、手が汚れないように手袋も準備します。
スポンジに適量のオイルをつけて塗り広げていきます。
ウエスでしっかりオイルを拭き取ったら、養生のマスキングテープをはがして完了です!
乾燥目安は12時間ほどです。拭き取りはしていますが、あまり触らないようにしましょう。
使い終わったスポンジとタオルはたっぷりの水にひたしてから処分します。(自然塗料の性質上、オイルがついたウエスなどが乾燥するときに発熱して自然発火する恐れがあります)
無垢床ってお手入れが大変そう…って思われるでしょうか?
でも、ここまでお話したように大層なメンテナンスは必要ありません。
特にワックスがけする必要もないですし、普段のお手入れを続けていれば10年も経つと美しい飴色に変化します。
同じようなお手入れをして11年目のふくらの杜の木部も、美しい飴色に変化しています。
メンテナンス教室にお越しいただいたオーナー様も「いつかはこんな飴色になるのかな」と楽しそうに話されていました。
無垢の木のお手入れについては「アルカリ性の汚れ」と「外部木部」についてもお話したのですが、長くなってしまうので次のブログでお話しますね。
今回ご紹介したメンテナンスBOXやオイルは販売もしているので、お気軽にお問い合わせください!