川瀬文明 自己紹介へ

木の家の製材

公開日:2017/02/28(火) 更新日:2022/09/06(火) 専務ブログ「5尺3寸5分法師」すべて

いい天気ですね。

机につくと、眠気に負けてしまいます((+_+))

センムです。

今日は、午前中、製材部の伊藤君に 兼ねてから習いたいという

柾目挽きの製材の指導をさせてもらいました。

「柾目」とは、木の板でいう木目模様で、年輪が線のように見えるものです。

「板目」というのが、よく見るタケノコのような、等圧線のような模様。

きれいに筋の通った柾目は、上等な良材でしか取れないのです。

しかも、製材の方法も少し難易度が高く、丸太も高価なため、熟練しないと

製材させてもらえません(*^^*)

伊藤君が、8年目にしてとうとうやりたい!と手を挙げてくれたので、

とうとう伝授の時が・・・。(大げさかな?!)

なんと、いきなり100年生以上の長浜市産材を製材の台車に!

いつになく真剣です。

丁寧に口うるさく教えたつもりですが、まずは、どんどん製材をして体で覚えて

カンを働かせられるように経験をしていってもらいたいものです。

良い材料が取れました(*^^*)

お客様の家には、主に建具の材料として使います。

こんなに素敵になります。

100年かけてじっくり育った木が、住まい手さんに毎日ふれられ、家族の毎日を

そっと見守る木の家は、やっぱり素敵すぎます!

ちなみに、伊藤くんは去年、木の家を建て暮らしています。

製材士らしく、製材機の鋸目が残ったままの木で外壁を仕上げて、ちょーカッコイイ。

中はこんな感じ。

長持ちする本物の素材には、長く持たせようとする愛着が生まれます。

木目模様に印刷されたシートが貼ったような新建材でありがちな

10年も経たないうちに廃盤、や 修理不可能ということはほとんどありません。

結局長持ちするんですね。

いい家をつくり続けたいものです。