ムシムシと暑い日が続きますね…設計の飯尾です。
私は梅雨の季節が好きで、屋根にあたる雨音やしずくの音、少し苔が湿った匂い…
子供の頃に感じた記憶が蘇ります。
今回はハンドメイド照明を造っている、アトリエ・キーメンの照明をご紹介します。
「空気に色を付ける照明」
と銘打って、一点一点ハンドメイドで製作されている照明器具。
他にはない独自のフォルム。
十数年前、初めて照明器具を見たとき心動かされました…
銅そのものの質感を活かしたシンプルなデザインですね。
何故か合わせる素材やテイストを選ばず、どんなスタイルにもマッチするのが不思議です。
部屋の隅々まで照らす明るさを求めることは当たり前なのですが、
(年を取ると特にそう感じる部分はありますが…)
スマホやパソコンの画面からの光で、刺激を受けた脳や身体を休める環境があってもいいのではと感じます。
まだ電灯がなかった時代の今日と違った日本の美の感覚。
そんな感覚を十数年前に感じたのだと思います。
「暗さを愉しむ生活」もいいのではないでしょうか?