家守り日記 その14 心配ご無用!漆喰壁のお手入れと汚れの落とし方
こんにちは、カスタマーサポートの藤です。
先日、2年点検でお伺いしたお客様から、漆喰壁の消臭についてのお話をお聞きしました。
自然素材に関心のある方なら、漆喰に消臭効果があることをご存知の方も多いんじゃないかなと思います。
漆喰に消臭効果があるのは知っている、けれど、実際どれくらい効果があるものなのかな、って思いませんか?
そのお客様からお聞きしたお話は、
「お家の中で焼き肉をしても次の日の朝においが残ってなかったんです。漆喰壁ってすごいですね!」
私の自宅はクロス張りなので、焼き魚をした日の翌日の朝が憂うつです。
朝起きて一日始まるぞ!という時にダイニングキッチンのドアを開けると焼き魚臭…。寒い日でもすぐさま窓を開けて換気します。
でも!漆喰壁だと次の日の朝ににおいが残らない。これってすごい消臭効果ですよね!
他にもお客様のお宅へお伺いした時、「本当に漆喰は消臭効果あるな」と感じることはあります。
お家の中でワンちゃんなどペットを飼っていらっしゃるお家でも、においはあまり感じません。
最近、ワンちゃんを飼っている親戚の家(内装はクロス張り)に行きましたが、においはどうしても気になりました…。
本当に、漆喰に消臭効果があることがよくわかります!
自然素材で体にも優しく、調湿効果もある漆喰壁。「汚れてしまった時はどうすればいいの?」とよく質問を受けます。
汚れ方によってお手入れ方法が違うので、ご紹介しますね。
スイッチ周りなど、黒ずんでいる部分は消しゴムを使って汚れを落とします。
消しゴムで落ちきらない場合はメラミンスポンジを使ってみてください。
通常のメラミンスポンジの使い方と同じように、メラミンスポンジを水で濡らしてから汚れを落としてくださいね。
ちょっと汚れがついた程度ならメラミンスポンジで落とすことができます。
お持ちなら砂消しゴムもおすすめです。(文房具屋さんではなかなか見ないですが、画材屋さんに売っています)
砂消しゴムはこのような消しゴムです。
汚れが浸透してしまっていてなかなか落ちきらない場合、汚れの範囲が広くて大変な場合はサンドペーパーで汚れを削ります。
番手がいろいろありますが、内保製材では番手の小さいものをおすすめしています。(メンテナンスBOXに入っているサンドペーパーなら100番のもの)
削る時は漆喰壁の質感が変わらないように、コテ方向(漆喰の模様)に合わせて軽~く削るようにしましょう。
コテは左右に動かすので、上下に削るのではなくて左右に削ってくださいね。
仕上げの漆喰は1~2㎜程度の厚みしかないので削りすぎには要注意です!
削った後、床に落ちた漆喰粉は掃除機で吸い取ってくださいね。
無垢床の場合、漆喰粉を水拭きしてしまうと無垢床が漆喰のアルカリ性に反応して変色してしまうので、くれぐれも水拭きはされないように注意してください。
メンテナンス教室では1と2のお手入れ方法を実践していただきました。
汚れた直後なら固く絞った雑巾などで拭きとってください。
汚れが浸透してしまった場合は漂白剤を使って落とすことができます。
使うのは台所用漂白剤。原液のままではなく、水で希釈してから雑巾などにつけ、ポンポンと汚れになじませるように叩きます。
染みが強い場合はすぐに落ちないこともありますが、徐々に漂白されていくので気長に待ってみてくださいね。
汚れが落ちたら漂白剤の成分をとるため、水をつけた雑巾などで叩きとっておしまいです。
この方法をご紹介してコーヒーやお茶、ワンちゃんのおしっこ跡も落とすことができました。
削るのではなく汚れを漂白するので漆喰壁の質感も変えませんし、「汚してしまった…」なんて時はぜひお試しください。
先ほどお話した通り漆喰はアルカリ性です。クエン酸入り洗剤のような酸性のものは漆喰を痛めてしまうので、使わないようにご注意くださいね!
ご紹介したように、漆喰壁は簡単にお手入れすることができます。
普段のお手入れもはたきなどでホコリを落とす程度でOK。
しかも、静電気が帯電しやすくホコリを寄せやすいクロスと違って、漆喰は無機質で静電気を帯びない性質を持っているのでホコリを寄せ付けにくいんです。
普段のお手入れも楽々、汚れたとしてもちゃーんとお手入れ方法がある。
だから、白い漆喰壁なのに汚れてしまった、どうしよう…なんて心配なさらなくても大丈夫です!
わからないことやご相談があれば、お気軽にお声がけくださいね。