広報企画のたかやまです。
今回の取材へGO!は、長浜市N様のお住まいへ。
伝統的な建築技法「大工の手刻み」で建てたお住まいです。
お引渡しは2020年4月、コロナの脅威に世界中が翻弄されている真っただ中でした。
完成見学会を開催させていただく予定でしたが、残念ながら出来ず。。。
そんな中、初めてのInstagramライブを配信させていただいたお住まいです。
(※アーカイブは残っていないです。。。残念)
築2年、現在ご夫婦暮らしのN様のお住まい。
どのように暮らしを楽しんでおられるのか、さっそく拝見!
お住まいのあちらこちらに、とってもかわいい小物たち。
アートインナガハマ(毎年10月開催)で出逢ったiwashikujira(イワシクジラ)さんという作家さんのものだそう。
無垢の木と漆喰のあたたかな雰囲気と相性ぴったり!
好きなものに囲まれる暮らしって、やっぱり素敵です。
そして、ガチャガチャもお好きとのこと。
私も実は、コレクションしているシリーズがあるので、お気持ちにすごく共感です。
住み心地もとても満足されているそうで、「こうしておいて良かったねと日々話しているんですよ」とお話くださいました。
◎深い軒とウッドデッキのある暮らし
◎念願の薪ストーブ生活
◎くつろぎの間で楽しむハンモック
◎大工の手刻みの家づくり
。。。などなど。たくさんお聞きしたお話は、情報誌kokoti5月号「暮らしに、こんにちは。」と、ホームページ「お客様の声」にたっぷり掲載しています。
ブログでは、記事に掲載しきれなかったことをご紹介。
奥様がお話しくださったのが「本当に些細なことだけど。。。」と、生活動線の快適さ。
洗面台の壁の角を取ったことでとても動線が良く、「ちょっとしたことですが、日々の動線のお気に入りです」と。
薪ストーブの壁面の角が直角だとお掃除しにくそうだなと、設計の飯尾に「角を取れますか?」と相談されたそう。
(↑ 薪ストーブ奥のコーナー部分です)
その経緯で、裏側になる洗面台の壁も、角を無くすことに。
本当にちょっとした配慮かもしれませんが、一日に何度も使う場所なので、動線にストレスが無いことは大切だなと感じました。
1階にある机コーナーも、とても嬉しいと奥様。
「部屋をもらうより、これくらいの空間がちょうど良かった」そう。
仕事をする場所としてだけでなく、「自分のスペース」があるということが嬉しいですよね。
そして、持ち帰りのお仕事もあるというご主人の書斎は、2階に。
取材当日は、春の高校選抜野球で滋賀の近江高校の快進撃直後!
高校野球にどっぷりはまっておられるご主人、読んでいるのは。。。近江高の多賀監督のことが書かれた本。
「何かを始めるとどっぷりはまる」という趣味が多いご主人は、「内保製材さんにも夢中やった」と。
「家が建つまでは一軒でも多く見ておきたくて、見学会は全て行かせていただきました」とご主人。
「最初から決めていました、内保さんって」とお話しくださり、とても嬉しく思いました。
今回、取材にお伺いする際、N様にぜひお聞きしたかったことが、「大工の手刻みの家」を選ばれた理由でした。
本物の木の家に住みたいとの思いが元々あったというご主人は、家づくりに没入していく折に「手刻み」を知ったそう。
※手刻みとは・・・大工が一本一本の木を見極めて墨付け(加工のための線を引く)をし、「ノミ」や「カンナ」などの道具により人の手で加工する技法
世の中の合理化、効率化が加速する中、家づくりも工業化が進み手刻みのできる職人さんが減少しています。
一方、その歴史ある技法が、「職人さんによって今も大切に継承されていると知り、とても感銘を受けました」とご主人。
「一生に一度の家づくり、職人さんの想いや魂を込めた技術がぎっしり詰まった”手刻み”の家に住みたい、住み継ぎたい」と惹かれていったそうです。
弊社でも近年は手刻みの家づくりは減ってきていますが、その伝統技術は感響匠の会の大工さんにしっかり継承されています。
N様のお住まいは、朝日大工さんが上棟に向け数か月をかけて準備し、心を込めて刻んでいただきました。
刻みの様子を実際に見ていただいたことも「深く心に残っています」とご夫婦。
上棟後も、お家の完成までに何度も現場に足を運ばれたそうで、そのたびに、朝日大工さんの美しい現場に感動されたそう。
私も以前、別の現場で朝日大工さんの素晴らしい整理整頓に驚きました。
(整理整頓をされた朝日大工さんの現場)
また、近所の方も「感じのいい大工さんやね」と褒めてくださったことも嬉しかったそう。
朝日大工さんはお住まいも近く、「何かあったらすぐ行くわ!」と言ってもらえていることも安心とN様。
地域密着、顔の見える関係ならではのメリットだと思います。
今回のインタビューで、N様の家づくりへの想いや魅力、醍醐味をたくさんお聞き出来ました。
「朝日大工さんが気持ちを込めて刻んでいただいた我が家。私たちもその気持ちを受け取って、愛情をもって住み継いでいきます」とおっしゃった言葉にとても感動し、内保製材が企業として、この地域にあり続ける理由そのものだと感じました。
取材内容は、情報誌kokoti5月号特集「暮らしに、こんにちは。」と、ホームページ「お客様の声」にたっぷり掲載しています。
ぜひご覧いただけたらうれしいです。
N様、本当にありがとうございました。
素敵な暮らし、また拝見させてください!