いよいよ本格的な冬が始まりましたね。
12月22日は一年で昼の時間が最も短くなる日「冬至」でした。
かぼちゃを食べたり、柚子湯に浸かったり…色んな風習がありますよね。
そんな寒い冬には暖かなお話を…
寒い冬に大活躍の薪ストーブ。
毎朝の日課で「ふくらの杜」の薪ストーブに火入れをしています。
こつをつかめれば簡単なのですが、慣れるまでは意外に難しいんです。失敗すると室内が煙で充満…なんてことに。
気密のいい住宅では、換気扇が回っていると空気が引っ張られ煙が逆流してしまうことがあります。
(窓を少し開け、外気を取り入れると解消されます)
今日は機嫌が悪いのかなぁ…と思ったり、気合を入れて燃やしてくれ!と闘魂注入したりしても、
上手に着火できない理由は薪ストーブの機嫌や気合の問題ではありません。
色んな着火の仕方があるのですが、最近主流の「トップダウン式」をご紹介します。
名の如く、上から着火するトップダウン式。
火は下から上へ燃え上がるので、薪の下から火を付けないと燃えないのでは?って感じる方も多いと思います。が、
以外に簡単に着火できるのでかなりおすすめです。
この記事を読み終えたときには「わたし失敗しないのでっ。」と言えるようになると思いますよ(笑)
まずは炉床に中割ぐらいの薪を数本並べます。(あまり大きい薪だと火の付きが悪く、熾火ができにくい)
その上に焚き付け用の小割材を並べます。
井桁状に組むなどして、空気が通りやすくなるように重ねることがポイント。
井桁状に積み重ねた焚き付けの上に着火剤を置き着火!
着火に失敗しない着火材ですが、松ぼっくりや割り箸、牛乳パックを細かく切ったものを使用しても
同じ効果がありますので試してみてください。
最初に焚き付けと着火剤の炎が、炉内や煙突内の空気を温めて、
排気ドラフト(上昇気流)を起こしやすくするのでスムーズに火がまわり、
においや煙も少なくガラス面の煤汚れも付くことがありません。
初期の煙が少ないので、住宅地での薪ストーブユーザーさんにはおすすめです!
だんだんと燃えてきましたね…
炎が安定するまでは、前面の扉を半ドア状態(ストーブ機種による)にして、空気の量を多くしてあげてください。
焚き付けから徐々に下に向かって延焼していきます。
下の薪に燃え広がり炎が安定したら扉を閉めて、薪ストーブ本体の燃焼調整レバーで
空気量を調整しながら様子をみます。
十分に炉内の温度が上がったら、追加の薪を投入。薪の着火温度250℃付近になると自然に着火してくれます。
いい感じですね…
ボーっと炎の揺らめきを眺めていると時が経つのを忘れてしまいます。仕事を忘れて…
この「トップダウン式」以外にも色んな着火方法がありますし、自己流もありだと思います。
それぞれメリット、デメリットがあるので、どれが一番早くあったまれるのか色々試してみてくださいね。