風情ある居心地のよい暮らし

母屋の建て替えとして新築されたお住まい。
二間続きの畳の間は、湖北地域では婚礼や法事などの「まぜごと」に必要なこともあります。8畳と6畳の和室は、建具を外すと14畳の広いお部屋になり、親戚など大勢集まることができます。

雪見障子のガラスの内側に、摺り上げができる障子を設けています。障子を上げ下げすることで、座った目線で雪景色などを楽しむことができます。

8畳の座敷は、床の間や縁側を設けて落ち着いた和の雰囲気に仕上げています。

床の間脇の縁側の壁には、明かり障子を設えた平書院に。障子はすべて建具職人がひとつひとつ手仕事でつくっています。

縁側のある暮らしは、和の伝統を感じます。床の間は無垢のケヤキ、床板・床渕、床柱は杉の赤身前杢柱（まえもくばしら）を使用しています。

家族のくつろぎの間は、リビング・ダイニング、キッチンでおよそ20畳。リビングにつながる和室も、ふだんはご主人のくつろぎの間に。

広々としたくつろぎの間には、タモの大きなテーブル板を制作させていただきます。ご家族がゆったりと集う時間が楽しみですね。

薪ストーブのあるリビングダイニング。吹き抜けを介して一階から二階までつながります。

リビング上部はスキップフロアに。一部を格子状の床にし、薪ストーブのあたたかな空気を二階まで届けることができます。

キッチンの造作収納棚はオリジナルで、お施主様のご要望に合わせて使い勝手よくつくっています。飾り棚にはお気に入りの食器を飾り、暮らしに彩りを。キッチンは手元が隠れ、来客時にもスッキリと見せることができます。床はやわらかく足触りの良いコルク。

キッチン横の通路を兼ねたストリート収納。ぐるりと回れる回遊動線になっています。反対側には勝手口と、さらに勝手口収納もあります。食品ストックなどたっぷりと仕舞っておけます。

薪ストーブは使い勝手の良いドブレ640。ストーブまわりの壁面には高級感のあるスレートの錆石。

二階の天井には、立派なタイコ梁が木の家の力強さを感じます。二階からも一階の様子がわかり、家族の声や気配を感じる安心の暮らしです。

広々とした二階の共用スペース。シーリングファンを回すことで、天井近くのあたたかな空気を足元に届けることができます。

畳敷きの8畳のスキップフロア。6畳の畳プラス格子状の床に仕上げています。

グレーの和紙がおしゃれな建具。戸の開閉で、来客がお泊まりいただけるお部屋にしたりと、様々な使い方ができます。

畳と格子状の床のスキップフロア。セカンドリビングとしても使えます。

二階の共用スペースに設けたワークスペース。景色を眺めながら趣味や仕事に没頭できます。

スキップフロアの反対側には8畳の居室。社会人になられるお子様のお部屋として、ゆったりとした個室を設けました。

8畳の居室。奥には小屋裏を利用したたっぷりの収納があります。

小屋裏を利用したウォークインクローゼット。天井が低く、隠れ家のようでワクワクします。

一階の洗面コーナーは、薪ストーブの背面に。上部が抜けているので、薪ストーブのあたたかさが届き、寒さを感じない間取りに。

洗面の奥には、4畳のファミリークローゼットと、隣の部屋はランドリールーム。

洗面～リビングへの床はヒノキ、ファミリークローゼットの床は杉で仕上げています。

広々とした4畳のランドリールーム。二か所の窓を開けると、風がスッと通ります。

トイレは幅1ｍ25㎝ほどのゆったりとした広さに。カウンターには信楽焼の手洗い鉢。

玄関土間は洗い出し仕上げに。高級感があり、また凹凸があることで滑りにくくなるという利点も。玄関からは、リビングを通ることなく座敷へと来客をご案内できます。右側の建具を開けると、リビングへとつながります。

玄関はウォークスルーのシューズクロークで、いつでも美しい玄関に保つことができます。

玄関のウォークスルー収納。ジャケットなども帰宅後サッと掛けておけ便利。土間部分のハンガーパイプには、傘など濡れたものも安心して掛けられます。

玄関収納の入り口には、お気に入りののれんなどで空間を分けることで、来客時もスッキリと見せることができます。

玄関戸も木製のオリジナルで、建具職人の手仕事でつくっています。木の家に良く似合い、家族をあたたかく迎えてくれます。